パソコンやスマホでインターネットを便利に使うために避けて通れないのが「パスワード」の問題です。
10年以上前に個人でネットショップをしていた時は数字4桁のパスワードでした。
当時のシステムではそのパスワードが管理者の私に丸見えだったんですね。
数字4桁と言えば、銀行のキャッシュカードの暗証番号が思い浮かびます。
おそらく相当数の方が暗証番号を入力されていたんではないかなと思いますが、今考えると恐ろしい話です。
銀行曰く「パスワードが分かってもキャッシュカードがないと不正できない」ということで4桁の暗証番号は変えなくていいらしいです。
今のネット社会では8桁以上で数字、アルファベットの大文字、小文字、記号などを取り混ぜて設定をしないといけないところが多いですね。
そのパスワードも「ハッシュ化」という処理をされて管理側にも分からないように管理されているところがほとんどです。
パスワードを忘れると、以前のパスワードではなく新規にパスワードを登録しなければいけないのはそのためです。
逆に以前のパスワードを教えてもらえるところは、セキュリティ的にちょっと微妙ですね。
「パスワード管理アプリ(ソフト)」なども数多く出ていますが、その製作者を信用できるか、私は大いに疑問を持っているので使ったことはありません。
個人的にはパスワードは紙に書いておくことが一番いいと思います。
泥棒に入られてその紙を取られると言う方もいらっしゃいますが、泥棒にはそうそう入られないでしょう。
実際の泥棒よりもネットでアカウントを乗っ取られる方が数倍多いはずです。
しかもネットの泥棒は日本にいないことが多いので、対応が非常に難しいです。
次に同じパスワードを使いまわすことも良くないと言われてますね。
どこかのサイトからメールとパスワードが漏れると、手当たり次第にその組み合わせで試行を繰り返されて他のサイトでもログインされてしまいます。
パスワードが漏れたサイトでは対応しますが、それ以外のサイトでは対応しないので被害が大きくなることがあります。
パスワードの決め方はシンプルに考えればいいと思います。
どれだけ複雑に考えても相手はコンピュータですので、あまり意味はありません。
まず長いことが大切です。以前は8文字以上でしたが、そのサイトで使えるなら最低10文字以上が安全でしょう。
次に考えることが面倒なら、定型句を作ってそれをほかの文字と組み合わせる方法があります。
例えば生年月日が1月1日なら「0101」という数字、名前が田中なら「Tanaka」や「Tnk」という文字列をベースにします。
それにアマゾンのサイトなら先頭にAを付けて、最後にNをつけます。
そうすると、「A0101TanakaN」というパスワードができます。
Yahoo!なら「Y0101TanakaO」、Googleなら「Y0101Tanakae」といった感じです。
「!」や「$」などの記号を組み合わせるとより強固になります。
これならある程度覚えることもできますし、数字の部分を家族や彼氏、彼女、好きなタレントの誕生日などに変えれば、定期的な変更も簡単にできます。
最後に究極の方法も付け加えておきます。
「覚えない!」と言う方法です。
最初にパスワードを適当に作成します。そして忘れれば、「パスワードを忘れたとき」というリンクからパスワードを再作成する方法です。
銀行などのサイトでは使えません(郵送などで処理されることが一般的です)が、使用頻度の多くないサイトなどではこれで十分だと思います。
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