仕事でも家庭でもパソコンは古くなると動作が遅くなりますね。
最近はSSDが安くなったのでSSDに換装すればHDDに原因で遅くなっている動作は改善しますが、HDD以外が原因になってるとそれほど変わりません。
仕事でSSDに換装することを依頼された場合、私は30000円頂戴しています。
DELLの一番安いPCが40000円弱ですから、ほとんど変わらない金額です。
但し、PCを新たに買うとデータの移行やメール、ネットワーク、プリンタドライバの設定などで25000円~くらいの費用は別にかかるので自分でできない人は買い替えたほうが倍以上の金額になります。
自分でできる人は買い替えたほうがいいでしょう。
SSDに換装して体感速度が速くなるかは正直なところやってみないと分かりません。
起動が遅いと感じている人は、多分速くなります。
メモリ不足でスワップが頻繁に起こっている人も多分速くなります。
それ以外、例えば特定のExcelの処理が遅い人などは多分速くなりません。
インターネットを開くのが遅い人も多分速くなりません。
実際に意味のある数値とまでは言えませんが、参考になる数値があります。
それは「Windows エクスペリエンス インデックス」というものです。
ネットで見ると「全く参考にならない」と酷評されることもありますが、そこまでひどくはないと思っています。
Windows7ではシステムを表示させたときに、中段に表示されていました。
リンクをクリックすると、プロセッサ、メモリ、グラフィックス、ハードディスクなどの性能を数値で表示してくれます。
その数値の中でゲーム用グラフィックス以外の4項目で一番数字が低いものを交換すれば速くなる可能性があります。
しかし、cpuの交換は素人には難しいですし、メモリもマザーボードが対応していないと交換できません、グラフィックスはボードを追加すれば数値は上がりますが、多くの方が遅いと感じている原因はそこにはないと思います。
そしてHDDの数値はほとんどのPCで5.9です。
HDD以外の数値を見たときにcpuやメモリが6.5以上あればSSDに換装することで体感速度も速くなると思います。
逆にcpuやメモリが5点台だとSSDに換装しても速さは変わらないと思います。
windows10ではエクスペリエンス インデックスの表示がシステムから消えました。
しかし無くなったわけではないので、出し方を簡単に説明します。
1、コマンドプロンプト(管理者)を開きます。
2、下記のコマンドを実行します。
winsat formal -restart clean
処理に3~5分程度かかります。
終了すると、 C:\WINDOWS\system32> と表示されカーソルが点滅します。
3、続いてpowershellを起動します。
フリーソフトやネットのサービスもありますが、powershellが簡単です。
起動方法は、「ファイル名を指定して実行」で「powershell」と入力します。
4、下記のコマンドを実行します。
Get-CimInstance Win32_WinSat
すぐに、
CPUScore、D3DScore、DiskScore、GraphicsScore、momeryScore
が表示されます。
D3DScoreはゲーム用グラフィックスでwindows10では判定しないので9.9です。
ちなみに私のPCは2013年12月に購入したものですが、
CPUScore=8.3
D3DScore=9.9
DiskScore=5.9
GraphicsScore=8.4
momeryScore=8.3
でした。
CPUは第4世代のi7、NVIDIAのグラフィックスを使っているので高得点です。
今でも十分ですが、起動が遅いと感じるのはやはりHDDに原因がある様です。
我慢できなくなればSSDの購入も検討しないといけませんね。
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