最近テレビCMも増えて活況を呈しているオークションサイトですが、そこでマイクロソフトのOfficeアプリが販売されています。
Officeアプリもバージョンが2016になって2000あたりと比べると便利になって言うことないのですが、その分価格も高くなっています。
まずバージョンアップ版がありません。
そのために2010や2013を持っていても新たに買い直さないといけません。
30000円以上しますので痛い出費です。自作PC派は買わざるを得ませんがメーカーPCを買われる方はバンドル版が安いです。
20000円程度の追加でOffice Personalがプリインストールされます。
パッケージ版はMicrosoftの正規ストアで購入すると、今日現在、Personal=32184円、H&B=37584円、Professional=64584円となっています。
なかなかの金額ですが、2台までインストールできます。
これにも注意点があって1人で2台使う場合はOKですが、別々の人が使う2台にはインストールしてはいけないことになっています。
ライセンスはややこしいですね。
最近マイクロソフトをはじめソフトメーカーのチェックが厳しいのでライセンス違反は絶対にしない方がいいです。(特に法人では)
タイトルの内容についてですが、「Office2016が5台までインストールできる」というものがオークションで安価に販売されています。
ご存知の人も多いと思いますが5台までインストールできるというのはOffice365に付属してくるOfficeアプリのことです。
Office365のOfficeアプリは永続ライセンスではありません。
サブスクリプションと言って1ヶ月に一度ライセンスのチェックをして、その有効性を確認しています。
そして無効になってしまうと1か月後には編集などの作業ができなくなってしまいます。
この被害に合っている人がかなりいらっしゃるようです。
手口はとても単純です。
落札後に送られてくるユーザー名とパスワードでログインし、ダウンロード、インストールします。
この時はもちろん正しいユーザー名とパスワードです。
そして購入者がお金を払った後に、出品者がユーザー名、パスワードを変更します。
すると翌月にはライセンス違反になってしまいます。
そして翌々月には編集できなくなってしまいます。
つまり長くても3~4ヶ月の使用権のためにオークションで落札したようなものです。
確かに以前は永続ライセンスを安く買えた時代もありました。
でも、Office2016ではマイクロソフトアカウントとの関連付けなどもあってライセンス管理が非常に厳しくなっています。
正規に買っていても、カードを紛失したり、マイクロソフトアカウントが思い出せないと再インストールはできません。
よくよく探せば安いOfficeアプリは見つかるかもしれません。
しかしそれはいつまで使えるか分からない代物です。
30000円は確かに高いですが、オークションでよくわからないものを購入するなら無料で使えるOfficeやKingSoftのOfficeなどを使われる方が100倍良いと思います。